仕事の生産性を上げるためのアプローチ方法は、大きく2つに分けられます。1つ目は売上を伸ばす方法ですが、これは基本的に会社の上層部が考えるべきことです。もちろん、エンジニア一人ひとりが売上を伸ばすことを意識するのは大事ですが、エンジニアが努力したからといって売上が伸びるわけではありません。そこでエンジニアが生産性アップを意識する場合、やるべきなのは仕事の効率化です。
たとえば、1時間かかっていた作業が半分の30分で終われるとしましょう。すると残りの30分を別の作業に当てられるため、生産性は大きくアップします。つまり、生産性アップのために欠かせないのが、どの作業に時間をとられているのかを把握することです。とはいえ、現時点で十分に手早くこなせるタスクの効率アップを、さらに良くするのはかなり難しいでしょう。
仕事の効率化の基本は、時間がかかっていて効率化の余地が残っているタスクに手をつけることです。時間がかかりやすいタスクは、作業が複雑化している場合が多いので、できる限り細分化するようにします。複雑な工程でも、細分化すればそれぞれの作業を楽にこなせるようになるケースが意外と多いため、効率化は工夫次第で十分に可能です。
しかし、エンジニアの仕事にはクリエイティブな要素も含まれており、ひらめきも欠かせません。仕事の効率化を追い求め過ぎると、ひらめきの方に悪影響が出る恐れがあるので、効率化しない部分を残しておくことも大事です。